水なす(泉州水茄子)は、大阪南部の泉州地域(岸和田市、貝塚市、熊取町、泉佐野市)で生産される特産品です。泉州地域には水茄子の栽培に不可欠な豊富な水源があり、ため池も多数存在するため、泉州水なすの栽培に最適な環境が整っています。
水なすは皮が薄く甘味があり、生でも食べられるほど瑞々しいのが特徴です。
しかし、その栽培は難しく、選別基準も厳しいため、最高級品は全体の10%ほどしかありません。「泉州水なす」という名称は、JA大阪泉州およびJAいずみののブランド名であり、伝統野菜の水茄子とは区別されています。江戸時代から泉州地域で盛んに生産されており、漬物として全国的に有名です。